News & Topics

ニュース & トピックス

2026.02.10
京都大学人と社会の未来研究院との共同研究論文が『Frontiers in Psychology』に掲載されました

京都こころ研究所での相談・研究プロジェクトの1つである「1〜3回だけの夢や箱庭の体験コース」にそった京都大学人と社会の未来研究院との共同研究論文が、Frontiers in Psychologyに採択され、掲載されました。
これは、小さい頃の印象的な夢と最近の印象的な夢を、日本、アメリカ、中国でのオンライン調査を行い、また自己感に関するアンケートも使って比較したものです。

夢においても、以前から文化心理学で言われているような、西洋人の独立的自己に対する東アジア人の相互協調的自己(inderdependent self)の特徴が示されていて、アメリカ人の夢では自分が主体的に行動しているのに対して、日本人・中国人の夢では出来事がひとりでに生じたり、友好的な他者の出現が認められました。しかし、日本人と中国人との間には違いもあって、日本人では自分が殺されたり、自分が登場しなかったりと主体性の弱さが目立つ夢が見られたのに対して、中国人では社会的に望ましい自己を形成する夢が見られました。

Examining the association between cultural self-construal and dream structures in China, Japan, and the United States.
Konakawa H, Kawai T, Tanaka Y, Hatanaka C, Li Q and Koh A (2026) Front. Psychol. 16:1688407.
doi: 10.3389/fpsyg.2025.1688407